韓国の盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中大使が5日、中国の習近平国家主席に信任状を奉呈した際、芳名録に「万折必東」と
記していたことが問題として浮上している。中国にあまりにおもねる表現だと受け取られたからだ。
盧大使は「万折必東、共創未来」と漢字で記した後、韓国語で「これまでの困難はさておき、韓中関係の明るい
未来を共に切り開いていくことを期待する」と書いた。
中国・戦国時代の哲学家、荀子(じゅんし)の「宥坐篇」に登場する「万折必東」とは、「(黄河の)水が1万回曲がっても、必ず東に流れる」と
いう意味だ。転じて「物事が曲折を経ても、道理に沿って成し遂げられる」という意味になる。
しかし、西江大哲学科の崔珍晳(チェ・ジンソク)教授は16日、メディアへの寄稿で、「万折必東」は「諸侯の天子に対する忠誠」へと
意味が拡大された言葉だと主張した。
特に朝鮮時代には宣祖(ソンジョ)が壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の後、明に援軍派遣を感謝する手紙を送り、
「万折必東、再造藩邦」すなわち「黄河が結局東に流れるように、明が諸侯の国(朝鮮)を再建してくれた」と書いて以降、
明に対する変わらぬ忠誠を意味する言葉として使われてきたという指摘だ。肅宗(スクチョン)の時代には
「崇明排清(明を崇拝し、清を排斥する)の聖地とされた京畿道加平郡の朝宗巌にも宣祖の筆跡を象った「万折必東」という文字が刻まれている。
野党・正しい政党の河泰慶(ハ・テギョン)国会議員はフェイスブックで、「大韓民国は中国の従属国である諸侯の国であり、
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は習近平という天子様に仕える諸侯ということだ。盧大使を更迭し、揺らぐ独立国の綱紀を正すべきだ」と主張した。
(中略)
成均館大漢文学科の安大会(アン・デフェ)教授は本紙に対し、「『万折必東』は17世紀の朝鮮の知識人が
明による『再造之恩』(滅んだものを救ってくれた恩)に感服するという意味で使い、
そういう意味が広く知られた言葉であるため、原意とは関係なく、現在我々が使うには不適切な用語だ」と指摘した。
外交筋は「万折必東を国内で使うならまだしも、中国の国家主席と会う席で使ったとすれば、誤解される余地が十分にある」と話した。
朝鮮日報/12月18日
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/12/18/2017121800930.html
誤解も6階もあるか
さんざん放置プレイされた大統領自ら嬉々として追従(ついしょう)演説してんだから、そのままな意味だろ
無理して使おうとするからちぐはぐになるんじゃないか?
食堂でご飯なんて一般中国人と変わらない待遇の時点ですでに属国扱い