経済インサイド
2017.4.7 08:00
食肉生産に使われる飼料用トウモロコシを日本に輸入する大手商社や飼料メーカーに激震が走った。
今年1~2月、米国西海岸を襲った寒波による豪雪などで米国の輸出港ポートランドからの穀物輸出が停滞し、調達に苦戦したためだ。
中国からの緊急輸入や民間備蓄取り崩しでしのぎ、事態は沈静化に向かっているが、今回頼みの綱となった膨大な中国のトウモロコシ
在庫は、昨年からの中国の政策転換で今後はあてにできない。数年後には中国のトウモロコシ輸入の本格化で、
世界のトウモロコシ貿易に異変が生じる可能性もあり、将来の安定調達に不安が強まっている。
ことの始まりは、1月中旬に米国西海岸を襲った大寒波による豪雪だった。その後2月中旬にも追い打ちをかける寒波で雪崩や
ダムの決壊が重なり、鉄道網がストップ。米国の4大輸出基地のひとつ、西海岸ポートランドの輸出機能が一時的にまひした。
荷物を積めず「最大30日の未曾有の滞船となり、足元では収束に向かっているものの、輸出が正常化するのは4月中旬もしくは
5月にずれ込む」(政府系機関)ともいわれる。
大手商社や飼料メーカーは顧客への配慮もあって「緊急輸入を検討中」と一様に口が重い。
だが、関係者によると、三菱商事や丸紅などの大手商社は巨大在庫を持つ中国からすでに緊急に輸入し、三井物産や丸紅はロシアからも手当てしたもようだ。
飼料用トウモロコシの輸入は約1000万トン。毎年、輸入先の変動はあるが、2016年は約7割が米国産、次いでブラジル、
わずかにロシアという構図だ。インフラが整備され国別リスクもない米国産トウモロコシの競争力は圧倒的なだけに依存度が高まり、
今回の混乱を招いた格好だ。
目下、世界中が新たなトウモロコシ産地として注目するのはブラジルやウクライナ、ロシアに加え、輸出税引き下げで穀物輸出に
弾みがつくアルゼンチンだが、いずれも時間がかかる。
今回は民間備蓄も取り崩した。農林水産省によると、昨年から国家備蓄がなくなり、完全な民間備蓄に移行し、2月末時点で、
民間備蓄約85万トンのうち34万トン分に11社が利用申請し、取り崩しは11年の東日本大震災以来の規模だという。
続き 産経ニュース 全2ページ
http://www.sankei.com/smp/premium/news/170407/prm1704070002-s1.html
メキシコが困ってた記憶
農産品を輸出じゃーと浮かれるのもどうかと思う
何に使うんだい?
横からだけど、知識が増えた。
ありがとう。
うまい棒値上げがくるか
農業軽視するやつは、痛い目みんと分からん種類のアホやからな。痛い目みてもすぐ忘れるやろけど(白目)
シンガポールは食料自給率はゼロ%です。
工業、ハイテク産業を育成することがより重要です。
金持ち国になり
せかいの複数国から調達するようにするのがベスト。
あんな小さな国と1億人の国を一緒にしてはいけません
最低限必要な自給率というのはあると思う
デントコーン(主要家畜飼料)生産したり、甜菜糟を利用したり他。
これからは畜産物もロクに食えなくなるな
日本人って、困ったら何しだすかわからんからな