韓国海洋水産開発院(KMI)が6日公表した報告書によると、韓国の昨年の沿海・近海漁業の生産量は前年比12.7%減の92万3000トンにとどまり、1972年(95万6276トン)以降で最低の水準となった。
漁船1隻当たりの生産量を見ると、沖釣りは1972年が370.3トンだったのに対し、昨年は251.6トンに減少した。沿岸漁業も10.1トンから6.2トンに減っている。
数十年の間に漁業技術が発展したにもかかわらず、漁船1隻当たりの生産性はむしろ低下している。KMIは、こうした状況について、水産資源が1972年の62%水準にまで減ったためだと分析している。
サバやイカ、タチウオ、ワタリガニ、イシモチなど韓国人が好んで食べる魚種が釣れる沿海・近海の生産量の減少は「食卓物価」の上昇につながっている。
統計庁によると、昨年の魚類と貝類の消費者物価指数の上昇率は3.1%と過去5年間で最も高く、全体の物価指数の上昇率(1.0%)を大きく上回った。
水産資源急減の主犯とされるのは中国漁船による違法操業だ。KMIによると、中国の違法操業による水産資源の損失は10万トンから最大で65万トンに上ると推計される。
韓国水産業協同組合中央会は昨年、中国大使館に送った抗議文で、中国の違法操業が水産業に及ぼす被害規模は年間1兆3000億ウォン(約1285億円)に達すると主張している。
(後略)
全文は「レコードチャイナ」の「韓国の沿近海漁業生産量、この44年で最悪に、中国の違法操業が影響―韓国メディア」で
http://www.recordchina.co.jp/a162863.html
沿海・近海漁業が廃れるのは当然
中国の違法操業ももちろん原因ではあるだろうけど