2017.01.25
安倍晋三首相が、一時帰国させた駐韓日本大使の「無期限待機」を決断した。「ボールは韓国にある」と語る安倍首相は、
大使不在の期間が「半年でも1年でも」構わない姿勢だという。慰安婦問題をめぐる日韓合意の精神に反し韓国政府は
釜山の日本総領事館前への慰安婦像設置を放置し続けている。国際社会から「国家間の約束も守れない」と呆れられているが、
島根県・竹島や国会への像設置計画まで浮上している。永田町に精通するジャーナリストの山口敬之氏が、
政府内議論と、安倍首相の決然とした意思決定の深層に迫った。
(略)
もう1つ、安倍首相が見据えているのが、「朴後」の日韓関係のあり方である。大統領候補の大半が
「10億円を返して日韓合意を破棄せよ」と主張している。
安倍首相は「ゼニカネの問題ではない。大統領が交代するたびに国家間の合意が覆されるのであれば、
外交交渉そのものを行う意味がない」と周辺に漏らしている。
合意が簡単に覆るなら、その手前で行われる交渉で韓国側が何を言おうと、もはや信じることはできない。
つまり大使の交渉相手が不明確であるばかりか、今後誰が出てこようとも、交渉の前提となる信頼関係が
築かれなければ大使は意味ある仕事はできない-と判断したのである。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170125/dms1701251130004-n1.htm
今は大使を戻しても、会話する相手がいないと