[産経WEST 2016.11.27 12:00]
韓国の第16代、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(1946~2009年)が、
政治家になる前の半生を描いた韓国映画「弁護人」が公開されている。高校卒業後、
独学で弁護士となり人権派として活躍。その後、政治家に転身し、大統領となるが、
退任後、親族の不正疑惑が浮上、崖から飛び降り自殺する。韓国では退任後、
自殺や暗殺、投獄-という悲惨な末路をたどる大統領が少なくない。なぜ韓国の
大統領は栄枯盛衰を絵に描いたような人生を歩むのか? この映画はその謎を解く
一つのヒントを与えてくれる。(戸津井康之)
■ 朴槿恵大統領は…
「実は彼は死去後も韓国で多くの国民から親しまれています。なぜそんなに
人気が高いのか、この映画を見て、その理由がよく理解できました」と、
朝鮮半島問題専門誌「コリア・レポート」の辺真一編集長は映画の感想を語った。
辺編集長は2年前に新書「大統領を殺す国 韓国」(KADOKAWA)を刊行。
初代、李承晩(イ・スンマン)大統領から、現在の第18代、
朴槿恵(パク・クネ)大統領までの各政権を比較分析したノンフィクションだが、
その内容は衝撃的だ。辺編集長はこう書いている。「実は韓国の大統領のほとんど
すべてが、退任後、在職中の『罪』を問われ、亡命、隠遁、逮捕、死刑宣告と
いった『罰』を受けている」と。そしてこう結ぶ。「これほど光と影の
コントラストがくっきりとわかれる権力者ばかりが続く国はそうはないだろう」
===== 後略 =====
全文は下記URLで。
http://www.sankei.com/west/news/161127/wst1611270013-n1.html