民進党の蓮舫代表(48)が逃げまくっている。
11日に告示された衆院補欠選挙(23日投開票)は今後の政局を占う
“女同士の仁義なき戦い”になるのでは、と見られているが、まるで戦う意思がないようだ。
同党は旧民主党時代に代表たちが、国政選挙で“安倍自民党”の前に連敗を続けた。
そこで蓮舫新体制としては、この補選を反転攻勢の足がかりにしたいところだが、沈滞ムードが漂っている。
蓮舫氏は東京都豊島区のJR大塚駅前で、東京10区から立候補した新人の元NHK記者・鈴木庸介氏(40)の応援演説を行った。
対決の相手は、東京都の小池百合子知事(64)と自民党公認の弁護士・若狭勝氏(59)。
告示前、小池氏が若狭氏の応援演説を行うことが決まって“女同士の仁義なき戦い”と話題を集めた。
ところが、蓮舫氏は演説を始めると、小池氏や若狭氏のことには一切触れず、安倍内閣の経済政策の批判に終始した。
終了後、報道陣に囲まれた蓮舫氏は「支持率で言うとアリがゾウに向かう戦いと思っていますが、
介護・年金などの社会保障が争点だと思う。
まっすぐに鈴木庸介の思いを伝えていくことに尽きると思います」とコメントした。
蓮舫氏は築地市場の豊洲移転延期などを巡る都の改革で支持を高める小池氏や若狭氏を批判するのは逆効果になると判断したことや、
来年の都議会選挙で連携したい思惑が見え隠れし、舌鋒鋭い批判を封印した格好だ。
「聴衆は蓮舫代表に若狭氏との違いを聞きたかった。
あきれたのは今後、国政の方が忙しいという理由で候補者の応援は、選挙最終日にしか入らないということ。
小池知事を敵に回したくないのだ。
補選は、福岡6区も厳しい状況です」(民進党参院議員)
蓮舫氏は来るべき総選挙に向けて“選挙の顔”としてふさわしいのか、問われ始めている。
ソース:http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/604249/