2015.12.29 11:00
マンションや自宅の空き部屋を有償で貸し出す「民泊」。2020年東京五輪を見据え、
全国的に深刻化している宿泊施設不足の解消策の一つとして大きな期待が寄せられる中、
京都府警が今秋、悪質な民泊の摘発に乗り出した。府警が摘発したケースでは、
賃貸マンションの8割以上の部屋を中国人観光客が独占。騒音などがトラブルになり、
事態が発覚した。このようにルールの整備が追いつかず、グレーゾーン状態のまま
営業を続ける民泊も少なくない。民泊の実態を追った。
■売り上げ1億5千万円
京都府警は12月中旬、旅館業法違反の疑いで、東京都千代田区の旅行会社の常勤顧問(52)
▽山形市にある旅館代行業者役員(48)▽京都市伏見区のマンション管理会社社員(43)
-の3人を書類送検した。
悪質な民泊として摘発されたのは、京都市右京区の賃貸マンション。京都市の旅館業法に
基づく許可を得ず、44室のうち36室を客室として使用。連日、中国人観光客が宿泊していた。
常勤顧問らの書類送検容疑は、7月25日から10月2日ごろまでの9泊分について、
右京区の賃貸マンションで44室のうち36室を客室として使用、市に無許可で観光客
約350人を有料で宿泊させ、旅館業を営んだとしている。管理会社社員は5月2日から
5月25日までの間、このマンションの一室に6人を有料で宿泊させ、無許可で旅館業を
営んだとしている。
賃貸契約の入居者が集まらず、ショールームとして借り上げた一室を宿泊先として転用。
旅行仲介サイトに広告を掲載し、宿泊客を募っていた。平成26年6月ごろから、
京都市内や大阪市内の別のマンションで宿泊客約3千組を受け付け、約1億5千万円を
売り上げていたとみられる。
http://www.sankei.com/west/news/151229/wst1512290007-n1.html
■「ここが違法なんて…」
府警がこのマンションの家宅捜索に乗り出したのは10月2日。早朝、捜査員がマンションに入ると、
内部は中国人観光客たちでいっぱいだった。
長机が置かれ、フロントのように使用されていたマンションの入り口付近で、スーツケースを
抱えたまま不安げな表情で立ち尽くす中国人観光客たち。この日宿泊していたのは、
中国人観光客だけで64人もいた。観光客の一人、中国・成都市の銀行員の男性(26)は
「突然、警察が来て驚いた。ここが違法だったなんて」と驚いていた。
マンションの住民男性(42)は「廊下やロビーで大きな話し声が聞こえて、うるさかった。
夜に部屋でくつろいでいると、間違えてインターホンを鳴らされることもあった」と話した。
住民たちに対しては、郵便受けに「試験的に民泊を始めます」と書かれたチラシが入れられ、
管理会社側からの説明もあったという。
だが、住民たちは「人の出入りが激しく、防犯面でも不安だった」と吐露した。
■「観光バスが邪魔」で発覚
問題が発覚するきっかけは、やはりマンション住民からの通報だった。
7月中旬、住民から「観光客らしき外国人が出入りしている」「観光バスが縦列駐車して邪魔」と、
京都市などに苦情があったのだ。
旅館業を経営するためには本来、都道府県知事や政令市長らの許可が必要。旅館業の許可は、
旅館業法施行令で定める構造設備基準に従う必要があり、換気や照明などの設備や衛生基準を
クリアしなければならない。
このマンション業者側は旅館業の許可を全くとっていなかった。
http://www.sankei.com/west/news/151229/wst1512290007-n2.html
通報を受けた市が聞き取りを行ったが、業者側は「宿泊は有料ではない」と説明。
旅館業法は有料宿泊者について定めているため、市はこのとき、踏み込んだ具体的な指導は行っていなかった。
しかし、実態は1泊6500~8800円で宿泊させていたことが判明。京都府警は、継続的に大人数を宿泊させており、
悪質なケースだと判断、10月に入って強制捜査に踏み切った。(以下リンク先で読んでください)
http://www.sankei.com/west/news/151229/wst1512290007-n3.html
むしろ今は交通網が整備されたのだから、過疎地の限界集落の
公営住宅団地なり、バブル時代のリゾート地の不良債権ホテルを
中国人専用宿泊地にすべきじゃないの?
そこまで外国人に寛容になれないわ
リニア、ホンダジェット農道空港、横田だな。
後、テロ対策。
やつら又貸しなんて当たり前。
鼠算式に増殖していく。
そして最終的には占拠されてしまう。
ちょっとした小遣い稼ぎのつもりが家を取られてしまう。